ディーラーで勧められるコーティングについて。
「自動車ディーラーなどで勧められるコーティングって実際のところどうなの?」と、よくわからずにモヤモヤしている方も多いことと思います。
そこで、これまでサラリーマン時代に20台以上の自動車を乗り替え多くのディーラーとお付き合いをさせてもらい、前職ディーラー直系の工場にて洗車・コーティングの仕事に携わってきた「リボルト札幌」が実際に体験してきた事実をお伝えする事で、皆様のコーティング業者選びのお役に少しでもなれば幸いです。
☆ずばり!自動車ディーラーなどで勧められるコーティングが良いのか?悪いのか?
物事において、良い悪いのどちらかにキッパリと決められるものは無いと思います。
それぞれに良い所もあり、また悪い所もあるでしょう。
何処に基準点を定めるかによって同じものでも良かったり悪かったり感じられると思います。
皆さん自動車を購入しようと、数多くのメーカーの中から車種をお選びになる際に、「デザインは?出力は?燃費は?色は?価格は?」どれが良いのかと色々と検討された事でしょう。
同じように、実際に施工してみないと効果を実感しにくいコーティングだからこそ、ディーラか?専門ショップか?しっかりと御自身にとって良いと思えるものをお選びいただきたく思います。
ディーラーコーティングでは、『コーティング依頼の手間(専門ショップに持っていく手間)が省ける』『ローンに組み込める』『短時間で仕上がる』などメリットもたくさんございます。
下の写真は、新車時にディーラーコーティングを施工して約5か月後に当店に入庫した車両で、
総走行距離は約4500キロです。
運転席のドアを開けた所に、しっかりと施工日が記されたステッカーがきちんと貼ってあります。
これらの画像から、おそらく不完全な下地処理のままコーティング施工したものであると推測いたします。
リボルトグループが誇る高度下地処理技術(Revolt Adjust System)を用いてコーティングを
施工いたしますと、決して上の写真の様な状態にはなりません。
新車納車時点で当店にご入庫いただけたのなら、余計に塗装を削る必要もなかったのですが…。
もし、ディーラーで勧められるコーティングよりも高いクオリティをお求めでしたら、是非、一度専門ショップに相談してみて下さい。
可能であれば、実際に使用するコーティング剤を見せてもらうのもいいでしょう。
ディーラーのコーティング剤はガラスコーティングと謳いながら、実際にはそのほとんどがポリマーコーティングです。
見分け方の一例として、当店のようにガラスコーティング剤ならば、プラスチック容器ではなく茶色い瓶に入っています。
ディーラーが勧めてくれるコーティングなのでとても良いものだろうと安易にお考えになるのも…。
私が、札幌市内のとある大手自動車ディーラーに就職しようと面接に行った際に実際に冒頭から、
『うちは、クルマ好きの方は雇ってません。』とハッキリ言われました。
また、違う札幌市内の大手輸入車ディーラーに、指紋ひとつ付いていないピカピカの状態で下取り査定を依頼して、査定後戻ってきた車には無数の指紋がべたべたとあちこちにクッキリと付着しておりました。さすがにこれには怒り心頭。
とある所では、私が25年前に学生時代バイトしていたガソリンスタンドでタイヤの汚れ落とし専用に使っていた弱アルカリ性の洗剤を使ってボディ全体を洗っていました。
別の会社では、社内の8割が喫煙者で事務所からわざわざコーティング施工している作業場へ来て喫煙しておりました。なんと!その会社では、全体の責任者でもある工場長自らタバコを吸いに来ていましたから…更に信じられない事にその真横には、メーカーから運ばれて来たばかりの、各ディーラーへ納品前の新車がずらりと並んでコーティング塗布後の乾燥中なんです。
全て事実です。現実です。
次の画像は、新車時にオプションコーティングをして1カ月後に当店に入庫したお車です。
しっかりと下地処理をしていない為、ローリング傷が目立ちます。
当店で下地処理をしっかりとやり直しましたら、スッキリ綺麗になりました。
同じ車両の屋根には、各所に施工不具合が見受けられます。(隙間などの白いもの)
結構急いで作業されてしまっておりますが、聞くところによりますとこのオプションコーティングの定価はなんと!14万円位するらしいですよ。
果たして、昨今クルマ好きのあまりいない自動車ディーラーに、洗車やコーティング施工後の手入れなどの専門知識や技術を持っている方は何人いるのでしょうか?
つい先日、新車納車直後にそのままご来店されたお車のホイールをコーティングしようと思いましたら、こんな事になっておりました。画像をご覧ください!
見事にアンダーコート(下回り防錆塗装)がホイール内側全体に飛散しております。
まぁ、ホイール内側は見逃してしまったとしてもこちらはいかがでしょう?
新車でしたら、当然輝いていないといけない部分だと思うのですが…
このあたりにも形状によっては、アンダーコート飛散してしまいますよ。
画像は新車でございます…。
仕事を愉しんで行っていますか?
そんな札幌市内の現状の中で、皆様の大切な愛車を綺麗に維持するお手伝いができる「リボルト札幌」でありたいと思います。